まつげの健康は若さの象徴。
なぜ「まつげ」は大事なの?
なんとなく顔立ちにメリハリがなくなった……。そう感じることが増えたなら、それはもしかすると「まつげの衰え」のせいかもしれません。そう、まつげは顔立ちの若々しさを保つのに必要不可欠なパーツなのです。
そこで今回は、顔の印象を大きく左右させるまつげの重要性についてお伝えします。
まつげは、瞳に生命力を与える重要パーツ
顔のなかでも最も大きく印象を左右するのが目元。目の大きさや目力の強さに一役買っているのがまつげなのです。
まつげが根元から太くハリ・コシがあると瞳の存在感が際立ち、見る人に生命力の強さを感じさせます。この生命力の強さというのは、言い換えれば「若々しさ」にも直結します。
年齢を重ねるとどうしても瞼がたるむ、目尻のシワが濃くなる、クマが目立つという部分にばかり気が向いてしまいますが、まつげの毛量や太さをキープできればこれらのパーツも目立ちにくくなるのです。
こうした肌の質感を一度に改善・良好な状態をキープするのはなかなか容易ではありませんよね。しかし、まつげならお手入れもシンプルかつ毛周期が短いのでその効果を実感しやすいのが利点です。
健康的なまつげによって得られるメリット
過度なアイメイクをする必要がない
自まつげが豊かだと過度にアイメイクを施す必要がなくなります。年齢を重ねるとどうしても顔にメリハリを感じなくなり、自然とアイメイクが濃くなってしまうケースが多いですよね。とくに太いアイライン、黒々としたマスカラ、濃いアイシャドウは顔立ちをくっきりと見せる反面、化粧が厚くなってケバケバしい印象も持たせてしまいます。
ですが、元のまつげが濃ければメイクは薄くてもしっかりメリハリのある顔立ちになるので年齢に見合う自然体で美しい表情を印象づけることに。
一重でもはっきり目立つ大きな瞳に
かつては美の基準が二重と言わんばかりの支持でしたが、最近では印象的な目元を作る一重も人気に。もちろん、二重に比べるとくっきり丸い大きな瞳という印象はありませんが、一重さんでもまつげが豊かであれば充分に大きな瞳と認識されやすくなります。
むしろ二重さんにはない神秘的な目元を表現できるので、アイプチで無理に二重を作るより自まつげを育ててご自身らしい美しい目元を作ると良さそうです。
目を紫外線や乾燥から守る
実はまつげは目の乾燥を防ぐ役割も担っています。そのため、まつげが薄い、短い、少なくなるとドライアイを引き起こしやすくなります。
また、美容の大敵である紫外線からも保護してくれる効果が。まつげは長いほど日除け効果があるので、UVケアがしづらい瞳にはまつげを育てることが紫外線対策にも繋がりますね。
ホコリやゴミから目を守る
急な強風に見舞われた時など瞬時に目を瞑りますが、これは目の神経でなくまつげの根元にある知覚神経が瞬時に反応しているため。
まつげがないと異物への知覚反応が鈍くなりゴミやホコリが目に入りやすくなってしまうので、まつげは目の保護目的としても重要なパーツだというのがわかります。
自まつげを傷ませるNG行為
目をこする
洗顔時はもちろんですが、長時間目を酷使したり花粉症などアレルギーで目をこすったりするのはNG行為。わかっていてもやってしまいがちなので、だからこそ意識をして注意したいポイントですよね。とくに洗顔時はできるだけアイメイク専用のリムーバーで優しくメイクを落とすようにしましょう。
ホットビューラーの使いすぎ
熱でまつげをカールさせる便利なホットビューラー。まつげも髪のげと同じく、過度に熱を与えすぎると傷んでしまいます。毎日ヘアアイロンで髪を巻くと毛先がパサパサになるのと同じ要領で気づかぬうちにまつげが抜けてしまうので気をつけましょう。
インラインを引く
インラインとは目の内側(粘膜)に沿ってアイラインを引く方法のこと。
このインラインを引くことによってまつげの隙間が埋まりしっかりした印象的な目元を作ることができますが、いっぽうでまつげと目の健康を阻害させてしまう行為でもあるのです。
粘膜にはマイボームという皮脂腺があり、ここにアイラインを引いてしまうとドライアイなど目の炎症を引き起こす可能性が出てきます。それだけでなく、クレンジングで落としきれなかったアイラインがまつげの生え際に残って自まつげを育ちにくくさせてしまう可能性もあるので、インラインを引かないメイク法を取り入れましょう。
自まつげ育てて、変わらぬ美を体現
つい見落としてしまいがちな「まつげ」の健康。肌や髪のケアももちろん大切ですが、ぜひまつげへのケアも普段の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ルーティンが増えると少し面倒に感じるかもしれませんが、一つひとつの習慣はなんてことのない小さな見直しだけでOKなのです。クレンジングの落としかたに気をつける、アイメイクを力みすぎない。たったこれだけでもまつげの健康は保たれていくので、ぜひ気づいたその日から取り入れてみてくださいね。